「カメラ好きの旦那さんからの褒め言葉が一番の励みです」商品撮影etc.写真で喜ばれることが増えたお話

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結婚式の準備で過去の写真を見返してみて、あらためて写真の魅力に気づくという声をよく耳にします。今回お話をお伺いした田中さんの場合は、ご自身の結婚式の際に、コンセプトウェディングならではのプロカメラマンとの密な接点が、一眼カメラを始める大きなきっかけとなったそうです。カメラ好きの旦那さんの後押しもあり、ご家族・知人の結婚式での撮影のほか、最近ではホームページの商用写真も担当されたとのことです。

「いつかは一眼を」想いを形にするタイミングが訪れるまで

元々大学で住環境を専攻していた頃から、建物や風景の写真を撮ることは好きで、一眼カメラを使い始めるまでは携帯カメラとコンデジで撮影していました。カメラマンの友達に「いつも構図がばっちりだよね」と言っていただけたこともあったので、いつか一眼レフで撮れるようになりたいという漠然とした憧れがありました。パースを自分で書くなど、奥行き感を表現することが専攻内容のスキルとして求められていたので、写真を撮る際にも自然と奥行き感や構図を意識する環境にはあったかなと思います。 ただ周りに写真が上手な友達や展覧会を開いた方などがたくさんいて、カメラ自体は身近なものではありましたが、あえて自分がやる必要性は感じていなかったですし、一眼レフはとにかく難しそうというイメージで、始めるきっかけがありませんでした。

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一眼カメラを始められる前から、建築と風景はよく撮影されていたとのこと

ご自身の結婚式を通じて、プロカメラマンの表現力に脱帽

一歩踏み込んでみようという気持ちになったきっかけは、自分の結婚式でした。当日流すプロフィールムービーを作ったり、昔の写真を見返したりすると、当たり前ですが、形にならないものは記憶と共にどうしても薄れてしまうので 、ちゃんと記録になっているのはいいなと感じました。

また、私の場合はコンセプトウェディングだったということが、契機として大きかったです。「太陽に愛されて」というコンセプトだったので、「太陽」というキーワードに関連して、逆光写真を集めたものをペーパーアイテム風の装飾として使うことになりました。準備にあたり、担当のウエディングプロデューサーから、装飾に使う素材となる写真を自分たち夫婦で用意するように指示がありました。意識して逆光写真を撮ったことはないのでむずかしかったですが、カメラマンの方がより逆光のように見える加工方法などを具体的に教えてくださいました。「こんなことって出来るんだ」とプロの表現の幅の広さに驚きました。カメラマンさんが撮影した結婚式の写真を見返した際も、「写っているのが自分じゃないみたい」と感動して、プロの方への憧れが強くなりましたね。

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田中 梓さん。最近新しくCanon Eos Kiss X9iを購入されました

その後は期間をあまり空けず、思い立って教室を探してみようと思いました。実は10年前にも、大学生時代に一度カメラを始めたいと思ったタイミングがありました。そのときは時間も金銭面でも余裕がなかったのですが、今回はタイミングがハマったんだと思います。 他のスクールも比較しましたが、サイタカメラ教室はふらっと構えずに来られそうかなと思った点が決め手としては大きかったです。立地などの要因も当然ありますが、たまたまもう一つ体験レッスンに行ったスクールと比較して、ここだと雰囲気もちょっとおしゃれだし、楽しめそうだと感じました。

ホームページに掲載する商用の撮影を担当することに

レッスンに通い始めてすぐに従姉妹の結婚式があったのですが、撮影した写真をあげたら、 凄く喜んでもらえて「私の写真でもこんなに人を喜ばせることができるんだ」と感動しました。レッスン課題も兼ねての撮影で、今見返してみると、今だったらもうちょっとよく撮れるかなと思いますが、本当にすごく喜んでもらえて。このクオリティで喜んでもらえるなんてありがたいと思いつつ、写真の力というものを感じました。

また、たまたま縁があり、レモンを紹介するホームページに載せるちょっとした写真を撮ったりもしました。旦那さんがWebサイトを作る会社にいて、担当している案件で使用する一般的な画像を探していたのですが、画像を購入するとコストが増すので、自分たちで撮ろうかということなりました。テーブルフォトのようなもので、家で苦戦しながら撮りました。時期としては、教室に通って一つ上級のクラスに上がった頃で、以前よりも深く勉強出来ているなという手応えもあり、学んだ内容を活かしてみたいなという気持ちで撮ったのが思い出です。

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この写真はぼけ感についてレッスンで学んだ内容を意識して撮影されたとのこと

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初めての商用撮影は、ご自宅で行われそうです

写真で気付かされた、一人ひとりの視点の違い

教室に通って学ぶ中で、写真について色々な表現があるなと感じました。一本筋が通った自分のスタイルや作風がある人はいいなぁという思いもありますが、今はレッスン中の課題に取り組みながら、あらゆる撮り方を試しています。 レッスンで他の方の写真を見て、同じものでも視点がこうも違うのか、とハッとさせられることも多く、人の物事の捉え方もそうなのかもしれないなと人生観も少し変わったような気がします。

レッスンでは講評用の写真を毎回提出するのですが、特に印象に残った例としては、空港から飛行機が飛び立つ瞬間の写真を提出されている受講生がいて、「こんなものを撮ることが出来るんだな」と驚きました。納得のいく写真を撮るために、何日も現場に通われたそうです。身の回りにあるものを捉えた写真も素敵だと思いますが、自分では全く想像出来ないものが撮られた写真を見て、「そういうものを撮る選択肢もあるんだな」と発見がありますね。工場夜景など、自分が撮ってみたかった被写体の写真にレッスン中に触れることもあり、いいなぁと思うことが多いです。今は課題に対してどんな写真を撮ろうかな、と考えたりする時間が楽しくて、「こういう写真を撮ろう」と思いついた時はとてもワクワクする瞬間です。

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毎回のレッスン課題に沿って、あらゆるテイストの写真を撮影されています

旦那様からのご感想を励みに、着実にステップアップ

旦那さんも写真が好きなので、撮った写真を旦那さんに褒めてもらえることが今のモチベーションです。旦那さんは、スノーボードをやりながら撮影するなど、アクション系の撮影をすることが多く、体験レッスンも一緒に受講してくれました。「今日は何やったの」「どういうのを撮ったの」と聞いてくれるので、「こんなの撮れたよ」という会話が日常的にあります。だんだんと上級のコースに進んで、撮れる内容の幅が広がっていくのを見て、「こんな写真が撮れるなんて凄い」「こういう写真が撮れたら、次はこういう写真が撮れそうだね」と具体的にコメントしてくれます。褒めて伸ばしてくれているんだなと感じますね。

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実践コース内の料理の写真の課題で提出された写真

まだ具体的な段取りは特に進んでいないのですが、旦那さんの実家が農家で、りんごなど様々な作物を作っているので、いずれ商品化出来るようなことがあれば、物撮りを自分で出来たらいいなと思います。また農地の風景も素敵なので、Instagramなどで発信したり、旦那さんの実家からもらった野菜を使った料理の写真も自分で撮りたいです。 その他にも、旅行をしたり建築を見るのも好きなので、旅行先の風景や建物など、これからも自分が見たものを写真を通じて記録出来たらいいなと思います。

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今回のインタビューはレッスンご受講後に行われました

おわりに / この記事について

「わたしの写真生活」は、「サイタカメラ教室」に通う方の様々なきっかけを集めたメディアです。サイタカメラ教室は、これから写真を始めたいという方のために、あらゆるコースに応じたレッスンを提供する写真教室です。

「一眼レフを購入したばかりで使いこなせない…」という方や、「これから新しいチャレンジをするために写真を上達したい!」という方のために、プロカメラマンによる写真撮影のレッスンを実施しております。