「帰ると妻が僕の写真を飾っていました。」写真が上達してご家族との時間が増えたお話

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定年後の時間を有意義に楽しむための趣味としてカメラを本格的に習い始めた鈴木さん。オートでの撮影からマニュアルモードで自分の思うように撮影ができるようになりたいというのがきっかけで、今ではお気に入りの写真をフォトアルバムや大きいサイズで印刷することで奥さんを中心としてご家族との素敵な時間が増えているそうです。

お父さんにカメラを買ってもらったのが写真との出会い

中学生の時に、「入学祝いに何欲しい?」って言われて、「カメラが欲しい」といって父に買ってもらったのが最初ですかね。

ミノルタの一眼レフで、黒いボディのカメラでした。とにかく魅力的でしたね、その時は写真が好きっていうよりそのカメラ自体がカッコよくて、買ってもらった時は本当に嬉しかったことを覚えています。フィルムを巻く感触とシャッター音がとにかく好きで、中学校の写真部に入って本気で楽しんでいましたよ。

その後、中学校を卒業してからは、カメラに触れる機会もほとんどなくなってしまったのですが、デジカメというものが世に出始めてまたカメラに触るようになっていたんです。やっぱりカメラが好きだったんですね。「フィルムが無くても撮れるんだ」って感じで気楽に撮影ができたこともあって、写真を撮るという機会が増えていきました。ちょっと本気で撮ってみようかなと思い始めたのは、デジタル一眼を購入したのがきっかけでした。

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鈴木雅千さん、Nikon D500

定年後の楽しみとしてちゃんと写真がとれるように

カメラ教室に入ったのがちょうど55歳のときです。自分は60歳でリタイヤすると決めていて、定年後に自分の時間をどう楽しもうかと思ったときに、俺ってやっぱりカメラが好き、ちゃんと撮れるようになりたいと思い、「カメラ教室にいこう!」と決めたんです。定年後を楽しむためにと。

本格的な写真学校みたいなところも色々探して、写真学校に入ってみようかなというのもあったんですが、プロを目指す訳でもないし、まずは初心者向けの教室でやってみようと、色々と探してたら、基礎コース3ヶ月、6回でしたよね、期間も回数も手軽でこれいい!!と思って家族にも相談もせずにすぐに申し込んじゃいました。

教室に実際に通ってみて良かったことはいっぱいあります。自分の写真を発表すること、教室のメンバーの写真を見ることだけでもすごく勉強になっていますね。今ではほとんどマニュアルで撮影しているんですけど、マニュアルで撮っていること自体がすごく面白いし、写真ってそんな世界だったんだと感じますね。オートで撮っていたときと全く違う世界が広がった感じがありますね。

なんていうのか、撮りたいものが撮りたいように撮れる気がします。撮ることというか作品を作っていくような楽しみができたかなって感じです。

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最近は撮った後の印刷の楽しさにはまってます!

前々から、撮影するときは、印刷することを意識して撮るということをコーチが何度となく話してくれてはいたのですけど、ほとんどは画面で見て楽しんでいるだけでした。確かに実際に印刷してみると、思ったように印刷されないんですよ。画面で見て自分でいいなって思って印刷するとなんじゃこれって思うことが結構あります。

最近はどんどん印刷するようにしています。印刷すると誰かに見せたくなるじゃないですか、なので家の玄関とか目立つところにA3サイズで印刷したものを飾ってます。定期的に通ってる病院にも飾らせてもらったりもしています。病院のブログでも紹介してもらっちゃいました。

写真を印刷する楽しみっていうのは、作品として出来上がる感じがあっていいなと感じますね。大きく印刷するとそれなりの写真でも良い感じにも見えるので(笑)

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ご自宅に飾るお写真は季節のお花などが多いそうです。どちらも鈴木さんが撮影された作品。

フォトアルバムも作り始め、奥さんも認めてくれるように。

フォトアルバムは写真教室来る前にも作ったことはあるんですが、そのころはシャッター押しているだけで、ただ見た景色を撮っている感じでしたね。

最近はフォトブックにする前提で、写真を撮るんですよ。ここにこれを貼ろうっていうのを頭でレイアウトしながら撮ると、楽しくて楽しくてしょうがないです。

教室に通わなければ、きっとこういう世界にはならなかったと思います。他の教室に行ったことないから分からないけど、ここはガチガチじゃなくて、すごくフレンドリーな教室だったってことも続けられた理由かなと思います。

また写真が上達してきたせいなのか妻の写真に対する反応も変わってきたんですよ。はじめのうちは撮った写真を見せても、そっけない感じだったんですけど、最近は「どんな感じで撮れたの?」みたいに聞いてきたり、東京には今単身赴任で来てるんですが、週末とか家に帰ると僕の写真を妻が自分で印刷して飾ってあったりしてるんですよ、びっくりしました。テクニックはまだまだなんですけど、撮り方や構図、色合いとかバランスなどそれなりに上達して、いい写真だね!って思われる写真が撮れるようになってきたのかなと思っています。

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インタビュー時にお持ちいただいた作品。ご家族での旅行やお孫さんの運動会のフォトアルバムなどもあり、本当に素敵な作品ばかりでした。

鈴木さんのこれからの挑戦

ちょっとしたスナップを撮れるようになったら、シニアボランティアで、誰かの何かのお手伝いができたらいいなと思っています。

それに、自分の写真集みたいのを出したいと夢みたいなことを思ったりしてるんですよ。そのためにもお金もちょっと貯めておこうかなと(笑)自分の中でどういうテーマで何を撮るかは決まってないけど、そんなことも探っていけたらいいなと思っています。

あとは、喫茶店みたいなお店で写真展みたいなことをやって、みんなに見てもらって自分も楽しみ、写真を見ている人も楽しめるようなことをやってみたいと思っています。

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おわりに / この記事について

「わたしの写真生活」は、「サイタカメラ教室」に通う方の様々なきっかけを集めたメディアです。サイタカメラ教室は、これから写真を始めたいという方のために、あらゆるコースに応じたレッスンを提供する写真教室です。

「一眼レフを購入したばかりで使いこなせない…」という方や、「これから新しいチャレンジをするために写真を上達したい!」という方のために、プロカメラマンによる写真撮影のレッスンを実施しております。